意味:リスト・ド・マリアージュ(ウエディングレジストリ)とは
リスト・ド・マリアージュ(Liste de Mariage)またはウエディングレジストリ(Wedding Registry)とは、新郎新婦が新生活に向けて「自分たちが欲しいもの」をあらかじめリストアップして公開し、友人や親族などのゲストがそのリストの中から自分の予算に合ったアイテムを選んでプレゼントするシステムのことです。
フランス発祥の風習で、直訳すると「結婚のためのリスト」という意味を持ちます。アメリカなどの英語圏では「ウエディングレジストリ」と呼ばれており、欧米のウェディングにおいてはごく一般的なお祝いのスタイルとして定着しています。 日本のような現金を包む「ご祝儀」の文化がない国々で、新生活に必要なものを合理的に、かつ無駄なく贈り合うためのとてもハッピーな仕組みです。
リスト・ド・マリアージュ(ウエディングレジストリ)の詳細解説
日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、近年はオンラインショッピングの普及もあり、合理的なギフトの形として少しずつ取り入れる方が増えています。詳しい仕組みやメリット、日本での取り入れ方について解説します。
1. 贈る側・貰う側の両方にメリットがある
このシステムの最大の魅力は、プレゼントのやり取りにおいて双方の無駄やストレスがなくなる点にあります。
- 貰う側(新郎新婦)のメリット: 本当に欲しいもの、新生活に必要なものだけを確実に手に入れることができます。「お皿がたくさん被ってしまった」「好みに合わないものをもらって困った」というプレゼントのミスマッチや重複を完全に防げます。
- 贈る側(ゲスト)のメリット: 「何を贈れば喜ばれるだろう?」と頭を悩ませる必要がありません。また、リストの中から自分の出せる金額(予算)に合ったものを選べるため、経済的な負担も少なく済みます。
2. どのようにリストを作り、共有するのか?
ひと昔前は、新郎新婦が特定のデパートやお店に行って欲しいものを登録し、ゲストもそのお店に足を運んでリストの中から購入するというアナログな形式でした。
しかし現在では、オンラインショッピングサイトの「ウィッシュリスト(ほしい物リスト)」機能や、専用のウェブサービスを利用するのが主流です。新郎新婦はリストのURLをメールやSNSでゲストに共有し、ゲストはオンライン上で商品を選んで決済から配送手続きまでを完了できるため、非常に手軽に行えます。一度誰かが購入したアイテムはリストから消える(または購入済みと表示される)ため、商品が重複する心配もありません。
3. 日本のウェディングで取り入れる際のポイント
日本では「結婚式=ご祝儀(現金)」という文化が根強いため、一般的なご祝儀制の披露宴の招待状にいきなり「欲しいものリスト」を同封すると、ゲストを戸惑わせてしまう可能性があります。そのため、以下のようなシーンで取り入れるのがおすすめです。
- 会費制のウェディングパーティー: ご祝儀制ではなく、カジュアルな会費制のパーティーを開く際に、お祝いの代わりとしてリストを公開するスタイルです。
- 結婚式を挙げない(なし婚)場合: 結婚式は挙げないけれど、親しい友人や同僚から「結婚祝いに何か贈りたいからリクエストして!」と言われた際に、リストを共有して気兼ねなく選んでもらうのに大変便利です。
4. リストを作成する際の大切なマナー
リストを公開する際には、ゲストへの配慮が不可欠です。
もっとも大切なのは、**「幅広い価格帯のアイテムをたくさん用意しておくこと」**です。高額な商品ばかりをリストアップすると、ゲストにプレッシャーを与えてしまいます。数千円の手頃な日用品から、数万円の家電まで、様々な価格のアイテムを多めに(ゲストの人数以上に)登録しておくことで、ゲストは自分の予算に合わせて、楽しみながらプレゼントを選ぶことができます。