意味:ブーケトスとは
結婚式の挙式が終わった後、花嫁がゲストに背を向けた状態で、後ろに向かってウェディングブーケを高く投げ入れる定番の演出のことです。
「ブーケを見事キャッチできた未婚女性は、次に結婚できる(幸せになれる)」という欧米のロマンチックな言い伝えが由来となっています。ゲストが参加して盛り上がるアフターセレモニー(挙式後の演出)の代表格として長年親しまれており、花嫁がブーケを投げる瞬間や、ゲストが笑顔でブーケに手を伸ばす様子など、動きのある楽しいウェディングフォトが残せる絶好のシャッターチャンスでもあります。
ブーケトスの詳細解説
誰もが知る定番の演出ですが、時代とともにそのスタイルや意味合いは少しずつ変化しています。ブーケトスの由来から、現代の配慮、写真撮影のポイント、そして人気の派生演出まで詳しく解説します。
1. ブーケトスの由来と歴史
ブーケトスの起源は、14世紀のイギリスにまでさかのぼると言われています。 当時のヨーロッパでは、「幸せな花嫁の持ち物にあやかりたい」と、参列者が花嫁のドレスの切れ端や小物を取り合って破いてしまうという風習がありました。そこで、花嫁が自分の身を守るため、そして「幸せのおすそ分け」をするために、代わりに持っていたブーケを参列者に向かって投げたことが始まりとされています。
2. 現代のブーケトス事情と配慮
かつては「未婚の女性ゲスト」だけを対象に行うのが一般的でしたが、現代の結婚式では配慮が求められる場面も増えています。 「未婚であることを大勢の前で強調されたくない」「既婚者や男性も一緒に楽しみたい」といったゲストの多様な価値観を尊重し、最近では性別や未婚・既婚を問わず「ゲスト全員参加型」のブーケトスにするカップルが非常に多くなっています。「次に幸せになる人」という限定的な意味合いから、「幸せのおすそ分けをみんなで楽しむイベント」へと変化しているのが現代のトレンドです。
3. 写真撮影(ウェディングフォト)における魅力
フラワーシャワーなどと同様に、ブーケトスは結婚式において非常に躍動感のある写真が撮れるシーンです。
- 花嫁のダイナミックな動き: ブーケを投げる際の花嫁様の楽しそうな笑顔や、空中にブーケが舞い上がる瞬間の躍動感は、写真に大きなストーリー性を生み出します。
- ゲストの自然な笑顔: ブーケを受け取ろうと手を伸ばすゲストたちの無邪気な笑顔や、キャッチした瞬間の歓喜の表情など、かしこまった記念写真では見られない、リラックスしたゲストの姿をたくさん記録することができます。
4. ブーケトスから派生した人気の演出(〇〇トス)
「花」を投げることにとらわれない、ユニークな派生演出も定番化しています。
- ブロッコリートス: 新郎が行う演出として定番です。形がブーケに似ているだけでなく、「房がたくさんあることから子孫繁栄の意味がある」とされています。キャッチした人にマヨネーズをプレゼントするといった遊び心のある工夫も人気です。
- お菓子まき(キャンディトス): ブーケの代わりに、小分けにされたお菓子を複数投げる演出です。お子様から年配の方まで、全員が気軽に参加して楽しめます。
- ぬいぐるみトス: クマやキャラクターのぬいぐるみを投げる演出です。パラシュート付きのぬいぐるみをバズーカで打ち上げるダイナミックなものもあります。
- ブーケプルズ: 「投げる」のではなく、ブーケに数本のリボンを結びつけ、ゲストに引いてもらう「くじ引き」形式の演出です。室内やスペースが限られた会場でも安全に行えるため人気があります。