現代の七五三は「満年齢」でお祝いするのが主流となっていますが、古くからの習わしである「数え年」でお祝いをしても決して間違いではありません。
どちらを選ぶかに厳密なルールはないため、お子様の成長具合(着物を着て長時間過ごせる体力があるかなど)や、兄弟姉妹と一緒に七五三を迎えられるタイミング、早生まれかどうかを考慮して、ご家族にとって最も無理のない時期を選ぶのがベストな選択です。
以下で、数え年と満年齢の具体的な違いや、状況に合わせた選び方のポイントについて詳しく解説します。
数え年と満年齢の計算方法の違い
そもそも「数え年」と「満年齢」では、年齢の数え方にどのような違いがあるのでしょうか。
数え方 | 年齢の捉え方 | 加齢のタイミング |
数え年 | 生まれた日を「1歳」とする | 毎年のお正月(1月1日)を迎えるたびに1歳年をとる |
満年齢 | 生まれた日を「0歳」とする | 毎年の「誕生日」を迎えるたびに1歳年をとる |
昔の日本では数え年が一般的だったため、七五三も数え年で行われていました。しかし、戦後に満年齢での計算が法律で定められてからは、七五三などの行事も満年齢に合わせて行うご家庭が増加しました。
どちらで祝う?状況別のベストな選び方
年齢の数え方に決まりがないからこそ、いつお祝いをするべきか迷ってしまう方も多いはずです。状況別の選び方のポイントをご紹介します。
1. お子様の成長具合と体力で選ぶ(特に3歳)
3歳の七五三を数え年で行う場合、実年齢は「満2歳になる年」です。2歳前後はまだイヤイヤ期と重なりやすく、慣れない着物を着て神社で長時間過ごすのが体力的に難しいケースが多々あります。
そのため、3歳のお祝いに関しては、体力がついてコミュニケーションもしっかりとれるようになる「満年齢(実年齢が3歳)」で行うのが安心でおすすめです。
2. 兄弟姉妹のタイミングに合わせて選ぶ
上のお子様と下のお子様の年齢が近い場合、ひとりは満年齢、もうひとりは数え年に調整することで、同じ年に揃って七五三をお祝いすることができます。
一緒にご祈祷を受けたり記念撮影をしたりすることで、ご家族のスケジュールの負担や金銭的な負担を減らせるという大きなメリットがあります。
3. 早生まれ(1月1日から4月1日生まれ)の場合
早生まれのお子様が同級生と同じタイミングで七五三を行いたい場合は、「数え年」のタイミングでお祝いをすることになります。
ただし、同級生と比べて月齢が低いため、着物のサイズが合わない、体力的に疲れてしまうといった懸念がある場合は、無理に同級生に合わせず、翌年の「満年齢」の時期にゆっくりとお祝いをするのが良いでしょう。
節目を祝うファミリーフォトのすすめ
恋人同士で楽しんだカップル撮影や、一生の愛を誓ったウェディングの記念写真から月日が流れ、お子様の七五三は、ご家族の歴史の中で非常に大きな意味を持つイベントとなります。
満年齢と数え年、どちらのタイミングを選んだとしても、その時にしか見せないお子様の可愛らしい表情や、少し大人びた晴れ姿はかけがえのないものです。神社でのお参りの様子やご家族全員での集合写真をファミリーフォトとしてプロのカメラマンに残してもらうことで、将来見返したときに当時の成長の喜びを鮮明に思い出すことができるはずです。
まとめ
七五三の時期について、現代は「満年齢」が主流ではあるものの、必ずしもそれに従う必要はありません。
最も大切なのは、お子様自身が笑顔で楽しく過ごせること、そしてご家族が無理なくお祝いできることです。数え年と満年齢のどちらを選ぶにしても、お子様の健やかな成長を願う気持ちに変わりはありません。ご家族でよく相談して、素敵な七五三の思い出を作ってください。